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実践者:藤野 智也

​教科:算数 実践学年:第5学年

​整数の性質を調べよう

​1 目標

 いろいろな整数で割り切れるかどうかを調べるスマイルブロックを活用し,

11~100までの整数から素数の見つけ方を考え,素数の意味を理解している。

​2 使用教材及び授業環境

スマイルブロック

1人1台のタブレット端末

​電子黒板(指導者用デジタル教科書)

​3 授業の概要(授業の主な流れ)

つかむ(導入)

  • 本時の学習のめあての確認を行う。

  • 個人で11~100までの整数から素数を見つける。

  • 予想した自分の考えを発表する。

考える(展開)

  • グループで考えを持ち寄り,考えを練り上げる。

  • グループで考えた方法を,スマイルブロックを活用して確かめる。

まとめる(終末)

  • 学習のまとめを行う。

  • 本時の振り返りを行う。

​5 授業のポイント

​教材のポイント

​自分の考えをすぐに確かめられる

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 児童は,これまで素数の性質について学習してきているものの,2や3といった簡単な整数に限られている。そこで,100までの整数から素数を見つけ出す方法として,スマイルブロックを活用した。割る数を自由に設定し,割り切れる数に色をつけるプログラムを作成する。その後,自分やグループの考えで数値を入力することで,素数を見つけるきっかけを掴むことができる。

​授業のポイント

条件にあった数を見える化して考える

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 素数を見つける上で,「1とその数以外で割り切れない数」と学んでいる児童は,数の大きな素数を見つける際,あらゆる数で割ってみることが必要になる。

 そこで,指定した数で割り切れる数に色をつけるプログラムを利用して,素数を見つける活動を行った。これまで学習した倍数や公倍数の考え方を利用し,何度も試行錯誤する児童の姿が見られた。また,条件にあった数を視覚的に表現したり,反復作業をしたりする上で,プログラムを使った活動が有効であることを実感させた。

​6 授業者のコメント

 単元の最後ということで,これまで学んだ整数の性質を想起させながら,学習を展開した。何度も計算をしなければならない状況は,学習意欲を低下させ,計算ミスも起こってしまいがちである。今回、プログラミングを取り入れることで,学習意欲を低下させず,学習問題について活発に学び合いを展開してく児童の姿が見られた。

実践者:丸野 公士

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